路傍に吹く風の如く

徒然なるままに〜とりとめのない話になりそうですが、日々感じたことや考えたこと、体験談や出来れば冒険談など紹介したいです。

JIMI HENDRIX Little Wing ジミヘンのコードが好きだ!

ジミヘンというとあまり興味がない人は当然ですがあまり曲の印象はなくて、有名なところはギターを歯で演奏したり、股の下とか頭の後ろに持っていって弾くトリッキーなこと。

そしてギターにオイルかけて火をつけて燃やしたりなんていう画像が残ってたりする破壊的なロッカーのイメージですよね。

今ではユーチューブにいろんな演奏映像が検索できます。

いい時代です。

ジミヘンの来歴や軌跡はたくさん語られているのでそちらに譲るとして、今回は私の好きな曲の一つ、Little Wingについてです。

 

Little Wing

Little Wing

 

 

この曲は中学生時代に姉上のレコードで初めて聴いた訳ですが、そのなんとも物悲しい曲調のバラード感が印象に残ります。

そしてギターを手にとって演奏を覚えてきた頃の高校時代に、やっとのことでTAB譜を手に入れせっせとコピー。

あの頃は今の様にYouTubeでレッスン動画なんて皆無の時代ですから悪戦苦闘、なんとかそれらしくなったのですが、後々にはポジションのみならずコードまで間違ってた訳なんですよね。

 

そもそも原曲はチューニングがフラットチューニング、半音下げなのですが、当時はその様な情報は聞いてねえぞーって感じで、今から演奏を覚える人には「環境整ってるぞー」って言いたいですね。

 

何故私がLittle Wingが好きなのか、それはジミヘンの特徴としてのコードオブリガード(副旋律)が特に際立っていて好きなんです。メロディーライン(主旋律)に対してのもう一つ付け加えて副旋律としてメロディーを加えるといった感じでしょうか。

なに言ってるかわからないかもしれませんね。

曲を聴けばわかるさーって事で、話し進めます。

 

先ずこの曲のコード進行は

 

Em - G - Am - Em - Bm - Am C - G F - C - D

 

というだいたいこんな感じの流れで構成されています(add9や♭が入っていますが)

 

これだけで奏でても綺麗なラインですよ。曲調を変えれば作曲もいい感じに出来ますし、パクリですが。

そんなこと言えば、ほぼパクリですけどね、循環コードなんかね。

 

この主旋律に副旋律を加えて演奏されている曲で、歌詞の内容は何でしょうね、その彼女、出だしのこれ Well, she's walkin' through the clouds

母親なのか理想の女性の様なものか。

この出だしから始まる空想的な詩の流れで、叙情感のある歌い方の曲です。

以前、この方の作詞について書かれたものを読みましたが、壁などにたくさんのワードを貼り付けていて、それを組み合わせる様な手法で作詞していたとの証言もある様です。

勝手に解釈してるのですが、おそらく曲を最初に作曲して歌詞は後から、なのではないかなと。

これも勝手にですが、サザンの桑田さんも曲からっておっしゃってた様な。

桑田さんの場合は「慕情」「無常」なんてワードが結構キラーワードだったりしますね。

 

最後に演奏についてですが、基本的にバックビート=ウラ拍ですが、オモテ拍を部分的に、おそらく意図的に使用しているところを意識するといいのかな。

ピッキングを意識する感じですかね。

 

これは上手な演奏ビデオがYouTubeにたくさんアップされていますので検索してください。

 

ではJIMI HENDRIX  Little Wingご存知ない方は一度お聴きください。